
経費計上でよくある間違い(認められないもの・グレーゾーン)
副業を始めたら、経費を計上して節税したいですよね。しかし、経費として認められるものと認められないものがあり、間違えると税務調査で指摘される可能性があります。
この記事では、副業の経費計上でよくある間違いを解説し、認められないもの、グレーゾーンのもの、正しく計上する方法を紹介します。
この記事でわかること
- 経費として認められないものの具体例
- グレーゾーンの経費の扱い方
- 経費を正しく計上するための3つのルール
経費として認められないもの5つ
以下の5つは、経費として認められません。
1. プライベートで使うもの
プライベートで使うものは、経費として認められません。
認められない例
- 家族との食事代
- 趣味の書籍代
- プライベートの旅行費用
認められる例
- 副業のための打ち合わせの食事代
- 副業に関する書籍代
- 副業のための出張費用
2. 副業と関係ないもの
副業と関係ないものは、経費として認められません。
認められない例
- 本業のための書籍代
- 本業のための交通費
- 本業のためのセミナー参加費
認められる例
- 副業のための書籍代
- 副業のための交通費
- 副業のためのセミナー参加費
3. 生活費
生活費は、経費として認められません。
認められない例
- 食費(副業と関係ない食事)
- 光熱費(全額)
- 家賃(全額)
認められる例
- 副業のための打ち合わせの食事代
- 光熱費(副業で使った分のみ)
- 家賃(副業で使った分のみ)
4. 罰金や違反金
罰金や違反金は、経費として認められません。
認められない例
- 駐車違反の罰金
- スピード違反の罰金
- 税金の延滞金
5. 所得税・住民税
所得税や住民税は、経費として認められません。
認められない例
- 所得税
- 住民税
- 国民健康保険料(事業主の場合は経費になる場合もある)
経費として計上できるものの詳細は、副業で使える経費の完全リスト [blocked]で解説しています。
グレーゾーンの経費5つ
以下の5つは、グレーゾーンの経費です。副業との関連性を明確にすれば、経費として認められる可能性があります。
1. 自宅の家賃
自宅で副業をしている場合、家賃の一部を経費として計上できます。
計上方法
- 副業で使っている部屋の面積÷自宅全体の面積×家賃
- 例:自宅が50㎡、副業で使っている部屋が10㎡、家賃が10万円の場合
- 10㎡÷50㎡×10万円=2万円が経費
注意点
- 副業で使っている時間も考慮する
- 例:1日8時間副業をしている場合、8時間÷24時間=1/3を掛ける
2. 光熱費
自宅で副業をしている場合、光熱費の一部を経費として計上できます。
計上方法
- 副業で使っている時間÷1日の時間×光熱費
- 例:1日8時間副業をしている場合、8時間÷24時間×光熱費
注意点
- 電気代、ガス代、水道代を分けて計算する
- 副業で使っている部屋の面積も考慮する
3. インターネット回線費用
自宅で副業をしている場合、インターネット回線費用の一部を経費として計上できます。
計上方法
- 副業で使っている時間÷1日の時間×インターネット回線費用
- 例:1日8時間副業をしている場合、8時間÷24時間×インターネット回線費用
注意点
- プライベートでも使っている場合、全額は経費にならない
- 副業で使っている割合を明確にする
4. スマホ・携帯電話の費用
副業でスマホや携帯電話を使っている場合、費用の一部を経費として計上できます。
計上方法
- 副業で使っている時間÷1日の時間×スマホ・携帯電話の費用
- 例:1日8時間副業をしている場合、8時間÷24時間×スマホ・携帯電話の費用
注意点
- プライベートでも使っている場合、全額は経費にならない
- 副業専用のスマホを持っている場合、全額経費になる
5. 書籍代
副業に関する書籍代は、経費として計上できます。
計上できる書籍の例
- 副業のスキルアップのための書籍
- 副業の業界に関する書籍
- 副業の税金や確定申告に関する書籍
計上できない書籍の例
- 趣味の書籍
- 小説やマンガ(副業と関係ない場合)
- 本業のための書籍
経費を正しく計上するための3つのルール
経費を正しく計上するために、以下の3つのルールを守りましょう。
ルール1:副業との関連性を明確にする
経費として計上するものは、副業との関連性を明確にしましょう。
関連性を明確にする方法
- 領収書にメモを書く(例:「副業のための書籍」)
- 経費の内容を記録する(例:「データ入力のためのパソコン購入」)
- 副業で使った時間や割合を記録する
ルール2:領収書を保管する
経費として計上するものは、必ず領収書を保管しましょう。
領収書の保管方法
- 紙の領収書はファイルに保管
- 電子レシートはスクリーンショットで保存
- 保管期間は7年間(白色申告の場合は5年間)
領収書の保管方法は、副業の経費・領収書の残し方 [blocked]で詳しく解説しています。
ルール3:グレーゾーンの経費は保守的に計上する
グレーゾーンの経費は、保守的に計上しましょう。
保守的に計上する方法
- 副業で使っている割合を低めに見積もる
- 例:自宅の家賃を経費にする場合、副業で使っている部屋の面積を少なめに見積もる
保守的に計上する理由
- 税務調査で指摘されるリスクを減らす
- 経費を多く計上しすぎると、税務調査の対象になりやすい
副業を始める前の準備については、週2時間副業の始め方 [blocked]で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1:経費を多く計上すると、税務調査の対象になりやすい?
経費を多く計上しすぎると、税務調査の対象になりやすくなります。経費は、副業との関連性を明確にし、保守的に計上しましょう。
Q2:領収書がない場合、経費として計上できない?
領収書がない場合でも、経費として計上できる場合があります。
領収書がない場合の対処法
- 出金伝票を作成する
- クレジットカードの明細を保管する
- 銀行の振込明細を保管する
Q3:経費を計上し忘れた場合、どうすればいい?
経費を計上し忘れた場合、確定申告の修正申告を行いましょう。
修正申告の方法
- 税務署に修正申告書を提出する
- 修正申告は、確定申告の期限から5年以内に行う
次に読む記事
- 副業で使える経費の完全リスト [blocked] - 副業で経費として計上できるものの完全リスト
- 副業の税金チェックリスト [blocked] - 副業初心者が最初にやるべき税金の手続きを10個のチェックリストで解説
今日やること(3ステップ)
- 経費として認められないものを確認する:プライベートで使うもの、副業と関係ないものは経費にならないことを確認しましょう
- グレーゾーンの経費の計上方法を確認する:自宅の家賃や光熱費など、グレーゾーンの経費の計上方法を確認しましょう
- 領収書を保管する習慣をつける:今日から、副業に関する領収書を保管する習慣をつけましょう
※ 経費・税務については一般論として解説しています。最終的な判断は、税務署や税理士にご確認ください。

